社員インタビュー

私たちの価値を際立たせられるような新たな取り組みに注力し、尖った人材を育成していきたい 技術研究部 S.K部長 2004年新卒入社 理学部

2004年に新卒で入社。以来、1〜2年のスパンでさまざまな部署を経験。問題が生じているプロジェクトに参画し、次々と立て直しを図ってきた経歴をもつ。2016年に三菱UFJモルガン・スタンレー証券に出向、2022年に帰任し部長職に。アプリケーションと基盤の両方の実務経験を活かし、最先端技術の調査・研究・社内スタッフの育成に責を負う。

不確かで変化の激しい世界の中で、研究・体験を通じて新技術のポテンシャルを見極める不確かで変化の激しい世界の中で、研究・体験を通じて新技術のポテンシャルを見極める

技術研究部の仕事には3つの柱があります。
1つ目は最新の技術動向への感度を高め社内に還元する業務。2つ目は新しい知見をもとに研究開発を行なっていく業務。3つ目が研究開発で得た実績をもとにプロジェクトを立ち上げ推進する業務です。
業務割合でいえばプロジェクトが8割、その他が2割というイメージですね。

現在進めているプロジェクトでは、最新の開発ツール、コミュニケーションツールを導入し開発効率や品質の向上、また開発環境にどこからでもアクセスできるようにする「開発環境のモダン化」の検討や導入計画の策定・推進を行っています。これには三菱UFJモルガン・スタンレー証券のIT開発の方々と共同で取り組んでいます。

最新の技術動向では、Web3.0やメタバースが気になっています。インターネット黎明期と呼ばれるWeb1.0の時代から、SNSに代表されるようなWeb2.0の時代へと進み、生活とITの関わり方がどんどん変化してきたと思います。
しかし今度Web3.0の時代になっていくと、仮想空間が加わり、人々の活動がさらに大きく変わってくるのではないかと思っています。Twitterしかり、Facebookしかり、Youtubeしかり、これまではプラットフォームを運営する会社のルールに則って人々が利用してきたものが、Web3.0の世界では人々が自らを主体とし、プラットフォームを運営していくことが主流になってくるのではないかといわれています。
これは金融の世界でも同じで、たとえば証券会社なら、メタバースといわれる仮想空間環境での株式の売買や金融取引へと一気にシフトしていくことも十分に考えられるわけです。
つい先日も、メタバース上で行われたイベントに参画したのですが、「仮想空間という新たな場所に私たちの知らなかった大きな市場がある」、そんな可能性を感じさせられる結果を得られました。
不確かで変化の激しい世界の中で、研究・体験を通じて技術の可能性や将来性を見極め、こうした新しい世界においても貢献していきたいと考えています。

AI人材の育成が喫緊の課題AI人材の育成が喫緊の課題

私たちの主な仕事は、証券会社のSIerという役割です。
証券会社でもAIを使って、保有している情報をもとに分析を行い、新たな顧客獲得や取引の増大を図っていきたいというニーズがあるものの、それを熟せる人材がいない。
また、AIを使って分析ができるような環境が実は全く整っていないということもあります。AI分析するには情報の絶対量が足りていなかったり、情報が整理されていなかったりと課題がたくさんあることがわかってきました。

そこで、まずはその環境を整えるプロジェクトからはじめようということになっているのですが、新しい分野だけにわれわれの中にもスキルを持つ人材が足りないというのが実情で、AI開発やマシンラーニングの経験を積んだ技術者の育成が喫緊の課題となっています。こうした分野に興味を持っている人材が集まってくれれば、すぐに学べる、経験を積んでいける環境を整えていけると思っています。

もっと目立つIT会社へもっと目立つIT会社へ

当社のVision「もっと目立つIT会社へ」は、個人的にすごくいいなと感じています。何をやらなければいけないかを考える際、何かひとつ軸があると、それをもとに全社規模で一貫した取り組みができ、会社としてのパフォーマンスも自ずと上がってくるはずです。
その一環が先のメタバースやAI人材の育成にもつながっていくと思っています。あとは社員一人ひとりの心に、このような考え方を浸透させていくことが大切です。社員一人ひとりから、何をやりたい、何を作りたいといったことを各方面に自らの言葉でどんどん発信・提案していけるようになれば、より技術力も高まるでしょうし、一人ひとりが目立ったIT会社の広告塔になっていくと思っています。

当社は社員200数十名規模の会社で、役員との距離も近く、やりたいことを直接話すことができる環境です。
新卒採用・キャリア採用を行っています。AIの開発やマシンラーニングなど新しいことに興味があり、チャレンジしたいという方に是非当社に興味を持っていただきたいです。

ある一日のスケジュールある一日のスケジュール

8:30
出社
8:40
メールチェック・タスク確認
9:30
プロジェクト朝会
10:30
プロジェクトタスク推進
11:30
昼食
12:30
各種打ち合わせ(役員、社内、部内)
15:00
各種資料作成、部内課題整理・推進
18:00
退社

新卒時にこの会社に入社を決めたポイントは?

採用担当者のひと言で決めました。当時は就職氷河期と言われる苦しい状況だったのですが、「会社に媚び諂う必要はありません。自分に自信を持って、優秀なあなたが会社を選ぶ、就職してあげるという気持ちで就職活動に取り組んでください」と言われたことにしびれました。

これからどんなことにチャレンジしていきたいですか?

技術研究部としては、新技術を活用したシステム開発やR&Dなどの取り組みや、AI開発など技術を持った人材の育成などに、明るく・楽しく・激しくチャレンジしたい。我々は「尖った」存在であることを、より際立たせていきたいと思っています。

この仕事をしていてよかったと思える瞬間は?

この仕事は、システムを使う現場の個々人の立場に立って、本当に困っていることを見極め解決していくことが大切と思っています。システム提供した際などユーザーの方々が喜んでくれている姿を見ることができたときが一番うれしいです。

Private Comment

休日は学生時代から続けている水泳の練習をして過ごしています。記録会へも積極的に参加して、常に自己ベストの更新を目指しています。
ほかには、小学生の子ども2人のサッカーの応援です。引率や審判などをやりながら同級生の親御さんと盛り上がっています。子どもの成長を感じることができるので、最高に幸せなひとときです。

学生へのメッセージ

受け売りになりますが、会社に媚び諂う必要はありません。自分に自信を持って、優秀なあなたが会社を選ぶ、就職してあげるといった気持ちで活動に取り組んでください。
そういう視点で当社を選んでもらえて、一緒に働けたらうれしいです。当部では新しい取り組みや技術に興味があり、チャレンジしたい方を、お待ちしています。